9月末に葦嶽山(あしたけやま)の山歩きに出かけたのだが、今回は隣にあるピークの鬼叫山(ききょうざん)まで行ってみた(広島県庄原市)。
前回は南側からのコース(灰原ルート)だったが、今回は北側のコース(野谷ルート)を歩いてみた。
県道23と県道422の分岐近くにある大江商店でもらえる案内図では「灰原ルート・遊歩道・ハイキングコース」、「野谷ルート・登山道・登山本格派コース」と書かれており、実際、野谷ルートは登山してる気にさせてくれるコースだ。

駐車場にある概略図をみてから歩き始める。
行程は上りばかりの約 1.6Km。
南側(灰原ルート)の最短コースよりも400m程度長いだろうか。
また、こちら側のルートの場合、スタート地点の標高も低い場所から始まる。

このように表示が出ているので分かりやすい。
最初はなだらかな上りで路面も歩きやすい。

ちょっと上りがきつくなってきた。
1/3程度しか来ていないが、既にへばっているのだ。

石ころゴロゴロになり歩きにくくなる。
上りはさらにきつくなってきた。

やっと鞍部にある東屋が見えてきた。
ここまで約40分かかったので参考タイム(鬼叫山まで40分)より10分程度余計に掛かった模様。
左方向に行けば鬼叫山で右方向に行けば脚嶽山だ。
東屋の中にはベンチが二客あった。ここで少し遅い昼ごはん。
半分だけ食べて、先に葦嶽山に登ってみることにした。

葦嶽山山頂へは鞍部からは約105mの上り道だが、初っ端からかなりきつい上り。
程なく四足歩行になりそうな斜面になる。下りが思いやられる・・・。
ここまで、全く展望の無い場所ばかりだったので葦嶽山のように眺めの良い場所に来ると気分も良くなる。

引き返して今度は鬼叫山に向かう。
こちらは直ぐに巨石群が現れるので実際の距離よりも短く感じられる。
まず目に入るのがドルメンと呼ばれる階段状に積み重なった石。
その上部に平らな岩を乗せた供物台がある。

少し上るとここ、鬼叫山のメインの巨石群が現れる。
大石柱(神武岩)を上から見る。高さ7mの石柱なので下を見下ろすと怖い。
下にも大きな岩がある。

側面が平らな鏡岩。高さ 3m、幅 7mの巨石。

方位石、亀裂の向きが方位を示すとか。
上にちょこんと見える出っ張りは獅子岩。

上から見たら十字に溝があるのが分かる。
30度ずれているらしいが、方位石だそうだ。

写真では分かりにくいのだが、獅子岩と呼ばれる石。
ライオンの横顔のように見えなくも無い。
どちらかと言うとラクダっぽくもあるが、駱駝岩じゃパッとしないな。

神武岩を下から見てみる。倒れないのが不思議ではある。
石柱の高さが6m、後ろにある岩もデカイ。
石柱が屏風のように立ち並んでいたと言われているが、大正時代に宝探しブームで倒されたとかなんとか。
右手には倒れた(倒された?)石柱が見られる。
頂上はどうなのかと思ったが笹が密集していて分かりにくかったし展望も無さそうなので引き返すことにした。
案内図も特に頂上については触れていない。
鞍部の東屋まで引き換えした昼食の残りを食べながら休憩。
湯を沸かしコーヒーなどを淹れて和む。
吹く風に汗が冷やされて寒い。