黄砂は収まったのか、わりとすっきりと晴れていたので林道歩きに出かけてみた。

たいして持ち物も無いのだが上着や着替えを入れる都合上デイパックでは収まらず、大き目のものを使う事にした。
バッグ込みで 5kg は超えるだろうからデイパックよりは楽に背負える。
バイクは日陰に置きたいのだがそう都合よくはゆかない。

少し先まで歩いて日陰を探し、リュックの中身を整理する。
水とカメラを使いやすいところにぶら下げたりしているうちに時間を食い過ぎたようだ。

何年か前に開設された林道の分岐だが、すごい斜度で下ってゆく道なので帰りの事を思うと行く気は起きない。
毎回同じ道しか歩かない事になるがそれはそれで面白くもある、と言う事にして先に進もう。

快晴の日向とは言え気温は二十数度だろうから暑くてやってられないなんて事は無いのがこの時期の良いところだ。
この位置からだと下の民家が見えたりもするがほとんどは木に邪魔されて下のほうは見えない。

左のほうが隠れてしまっているが先日の赤い桜があるのがここだ。
葉が出始めているのを見ていると桜餅を思い出してズズズとよだれが … (ぉぃぉぃ

林道のあるのは神石高原町、谷から向かいの山の中腹までが福山市、そして家が見える辺りは岡山県になり井原市吉井町になるようだ。
家は一軒だけあるのではなく、何軒か分散してあるようだが地形と木に隠れてあまり見えない。

冬の間に崩れたらしく大きな石がゴロゴロと転がっている。
これから整備するのか、この辺りは放置なのか不明だが、これからは暑くなるの一方なので涼しくなるまでは再訪する気にはなれない。

去年、雨の後崩れてしまった所だが手前のほうも大きな石がごろごろと落ちてきている。

これで何回目か忘れたがまたここを乗り越えて進んでみる。
石や岩がぐらつくので気をつけないと転んでしまいそうだ。

崩落箇所から先は草がかなり多く繁っているが、最盛期と比べると歩き易くは有る。
10月なんて草ボウボウで地面が見えなくなってしまう。
棘の有る木が地面を這っていたりするのでスパッツ程度は無いと危ない。

天然のアーチは優雅に見える(見えないか?)けど棘があるので迂回したほうが無難だろう、と言いながら帰りにはくぐってみたけどね。
こんな風にハッキリと見える場合は問題ないが、地面から少し浮いているような生え方をしていると見えないので危険だ。

真新しい(といっても平成12年度)工事の表示が見えてきたらコースの終盤が近付いた事になる。
この辺りも草の勢いが良くて歩き難い。

カーブを曲がった先は斜面がボロボロと崩れていて歩き難そうなので今日はここまでとする。
去年一度歩いてうんざりしたのでそれ以降は前出の表示のところで引き返している。

向かいの山の鞍部から先に有る山の稜線が見えたので撮影してみたのだが見えるだろうか。
微かに見えるような気はするが、心の目で見なければ見えそうに無い。
なんか、うっすらと見えるからいい事にしよう。

途中、日陰を見つけて食料を胃に納めてダラダラと帰りの行程に付く。
登り基調なのがしんどいが、登山などと比較すると平地の様なものだ。
遠くにバイクが見えてきたらきょうの散歩はおしまいだ。